ウェブサイトの価値算定において、PVとUUはもっとも基本的な指標となります。
近年では、PV・UUではなく滞在時間などの別の指標で見るという動きが強まってきていますが、
それでもまだPV・UUは有力な指標の1つだといえるでしょう。
まず最初にPV・UUがどれくらいあるかを確認しましょう。PVとUUの規模間でサイトの価格帯も大体わかるかと思います。
PV・UUを見るときの注意点は以下のとおりです。
・広告などで一時的に膨れ上がったものではないか?
PV・UUは広告などを出稿すればカンタンに上げることができてしまいます。サイトの売り手がサイトの価値を高く見せるために、一時的に広告を出しているという可能性も十分あります。
・どのような推移をしているか、今後のトレンドはどうなるか
PV・UUは伸びているのかそれとも減少傾向にあるのかを見ましょう。季節変動があるかもしれませんので、できるだけ長い期間のデータを確認したほうがいいです。
そのサイトがテーマにしている分野の市場が今後成長しそうかどうかも大きなポイントです。分野自体が成長していくようであれば、それにともなって検索エンジンなどでの検索回数も上がりますので、それだけサイトへの流入も増えることが見込めます。
・どのような経路で流入してきているか
どうやってアクセスを集めているサイトなのかを調べましょう。
-サイトの名称で検索されてのアクセス、ブックマーク、RSSリーダーからどれくらいアクセスがあるか
-SEO・SEMによってどのキーワードからどれくらい来ているか
-広告費はどれくらい使っていてどの媒体からどれくらい流入があるか
-外部サイトからの相互紹介によるアクセスはどれくらいか
-ソーシャルメディアからの流入はどれくらいか
などなど、人とおりのアクセス元を調べましょう。サイトの名称を検索してのアクセスやブックマークからのアクセスは安定していていると言えます。SEOで上位表示されているビッグキーワードからの流入など、特定のアクセス元に依存しているようであればそれだけリスクが高いといえます。
・PVとUUの質
PVとUUにも質があります。ユーザーが何を目的にサイトに訪れているかによって、価値が大きく変わります。
例えば動画関連のサイトの場合はPVは少ないかもしれませんが滞在時間は長いです。それだけ長い時間広告に接触しているので、広告効果が高いかもしれません。(ただ、滞在時間が長いからといって価値が高いかというと、動画は無料で見るものだという意識があってユーザーは広告主にお金を落としにくいので広告効果は高くないと言われています。)
また、属性によっても大きくPV・UUの価値は変わってきます。お金を使いやすい層が集まっているサイトほど、PV・UUあたりの単価は高いといえるでしょう。
おかしなアクセスがないかをチェックすることも大切です。検索エンジンのクローラーによるアクセスや、iframeで別のページを読み込んでいたりするためにPVが実質のものよりも水増しされていることはよくあります。サイト運営者が自覚していないことが多いので注意深く調べましょう。
このように、PV・UUを見るときだけでも様々な点に注意をしておかなくてはいけません。単純にPV・UUの数値を見るだけではサイトの本当の価値を算出することができません。
できるだけ多面的にPV・UUをとらえ、増減の原因などを理解しておきましょう。